数年前、「マズルカ」で出演した『ゲーテ・パリジャン』。「おしゃべりなお客さま」が踊る幕の後ろで、出番待ちのみんなで楽しくノリノリで踊っていたことを、発表会後に嬉しそうに話していたのを今でもよく覚えています。そんな娘が、まさか同じ作品で「マドモアゼル・ド・パリ」を踊らせていただくことになるとは、当時は夢にも思っていませんでした。
今年は娘にとって10回目の発表会という節目でした。このような特別な舞台で大切なお役をいただき、さらにいくつもの出番で様々な表情を見せてくれたことはもちろん、小作品では二人で息ぴったりに踊り、演目を終えた舞台袖で抱き合い喜び合ったりと、娘にとっても思い出深い、私たち家族にとっても一生の記憶に残る一日となりました。
終演後は「気持ちよかった!」と晴れやかな表情を見せていましたが、翌朝になると、夢のような時間が終わってしまった寂しさからか、張り詰めていた気持ちがほどけたこともあったのか、涙が止まらなくなっていました。
12歳の娘にとって、バレエとともに歩んだ10年は人生の大半そのものです。決して器用な方ではなく、それでも「バレエ大好き」という一心で真っ直ぐに取り組んできた娘を、先生方が温かく見守り、導いてくださったのだと、感謝の気持ちでいっぱいです。今回の舞台を迎えられたこと、そしてこれまで得た経験や達成感は、これからの彼女の人生を支えるかけがえのない宝物になることと思います。
今回は多くの作品に出演させていただき、舞台裏ではスタッフの方々、お手伝いの幹事の皆さまや、先輩たち、お友達にたくさん助けていただきました。心より感謝申し上げるとともに、バレエを通じて出会えた方々、これから出会う多くの方々とのご縁を大切にしていきたいと思います。
ジュニアクラス









